社会不安障害、対人緊張の原因を根本から解消

さて岩波英知先生のところに通う日がまた来る。
より詳しく人生の悩みのルーツを書いてきた。書いている時は私の人生だからいっそう眉をしかめることだらけだった。
でも、原因がよりしっかりとわかってきたと思う。どうしてこういう状況に陥ったのか、こういう状態はこういうことから来ているなど、分析解説をしてくれた。
いまでもそれは私の心の宝物だ。

トランス状態に入れてもらい、悩まない暗示、発想の転換ができる暗示、モチベーションが上がる暗示をトランス状態でいれてくれた。雑談もしつつ悩みについて話し合った。
次の人が来た。その人はもう治りかけている人なので、うらやましかった。でも昔は対人緊張で相当苦しんだらしい。いまはそんな状態は全く感じられなかった。合宿プログラムで劇的に変われる、と言われた。参加する日が楽しみになった。

その後、数回通った。いつの間にか社会不安障害の症状が軽減していることに気づく。緊張も落ち込みもなくなっていた。緊張しない生き方を教えてもらったこともあるし、暗示も入っていったのだろう。
良くなるときはどんな感じなんだろうと思っていたが、ある時気づくという感じだった。今考えると、「あ、いまよくなっているんだな」と感じながらよくなることはあり得ないんじゃないか、と思う。

よくなることを意識することは、同時に症状も意識していると言うことだから。そういう意味でも、いい感じだった。
あれだけ気に病んで、気になって気になってしょうがなかったことが、気にする必要もない精神状態になっていることは、本当に気持ちよかった。爽快だった。
生きる希望がますます出てきた。一番はモチベーションが高まっていたこと。何も怖いことなんか無いじゃないか。自分自身の生き様で貫き通すぞと決心できていた。
できないことができることの、気持ちの高揚も気持ちよかった。

トラウマ破壊や、無意識からの悩みのルーツの受け入れ、暗示浸透がどんどんすすむにつれて、比例するようによくなっていった。昔の自分はなんて、くだらないちっぽけなことに心を奪われていたんだろうと思った。
紆余曲折があったけれど、もう普通になろうなんて思わなくて、普通じゃない生き方をして普通以上の価値を得ようと思えた。そうなると行動しなくちゃいけない。
臆する心もどんどん少なくなっていったから、最初は勇気が必要だったけれど、社会に飛びこむ事もできたし、自分の目標も定まって邁進するエネルギーもプログラムで身につけていった。考えているだけじゃ神経症は解決しないし、対人緊張も無くなりません。やっぱり動いて自信を獲得することが劇的に良くなる秘訣でした。悩み? そんなものどうでもいい、私は私の人生を生きるのみだと。

トラウマが無意識に抑圧されていると神経症は治らないです

実際、みなさんもよくなったときには絶対そう思うと思います。
でも、くだらないことをくだらないまま、価値を大きくして、身動きがとれなくなってしまう、悩みにこだわりを持ってしまう、ということは、それだけ背負っているものが大きい訳ですし、でも、根本から対処していけば大丈夫なものです。執着を外すにはトランス状態を深めることが第一です。悩みの対象がどうでもいい気持ちになります。最初はこだわりがありますが、いずれどうでもいい、それがどうしたという状態になります。
それが岩波英知イズムであり、悩み克服の心理です。

話は前後するけれど、克服スピードの加速を決定づけたものは一週間の合宿プログラムだった。また大阪に行った。本当に劇的だった。一週間、朝から晩まで徹底的に、話し合い、暗示を聞き、ルーツ分析を根っこから受け入れることをし、先生に相談に乗ってもらい、トランス状態の中でさらに暗示を聞き、自分の力で、意識の変容状態(家でやるよりはるかに強烈)をつくりだすことができ、さらに暗示を聞き、ルーツ分析を徹底してやる。とにかくやりまくった。寝食わすれて一生懸命がんばった。
途中で、うつ病がすっかりよくなった人の瞬間を見た(本当に何かとりついていたものが、すっきりとれて、赤ちゃんのような顔になった瞬間を見た)し、よけい励みになった。もう自分の人生がばからしくなった。なんでこんなことにとらわれて苦しまなきゃいけないんだ。

ある決意が生まれた。覚悟と言っていい。もう悩む必要なんかないと心から思っていた。自分の悩みの苦しみすらどうでもよくなった。本当にどうでもいい、くだらない。
人を気にすることもまったくする必要がなくなった。必要がないんだから気になりようがない。
やってやるぞ! 人に攻撃されたら? そんなもの知るか! やるならやってみろ、やれるものならやってみろ、何があっても関係ない、そう思えた。
それもあまり無理せず気張らず素直に。自分がすごく強くなっていた。

その前に、暗示が自分の脳みそにはりつくほど強烈に入り込んでいた実感があった。ダイレクトに暗示がトラウマ破壊から、プラス思考の構築まですべてがはりついた。だから劇的に効果を得たのだ。すごくうれしいという気持ちは不思議となかった。
でも悩む人生は終わったと実感した。

目の前の景色もすべてが晴れ晴れしく見えた。すべてが輝きみずみずしかった。モチベーションもかなりあがっていた。
どんな荒波にも負けない決心ができていた。つまり私は乗り越えたのだ。自分に勝った。
社会不安障害(対人緊張や視線恐怖)、うつ病とはおさらばできた。
私は大きな武器を手に入れることができた。独り立ちしても人生の荒波を超えていける強さを感じることができた。
こんなに自分が強くなれるなんて思いもしませんでした。

たった一人の人物との出会いでここまで人生が好転するなんて

もっと早く岩波英知先生と出会っていれば、もっと早く教えてもらえれば、と思った。
1年でも2年でも早くあっていれば、人生を無駄に過ごさなくてすんだからだ。
とはいっても、もう私には怖いものはない。同時に、悩みや神経症は、本当に治りにくいものだから、これに出会っていない人は、一生このまま苦しみ続けて生きていくんだろうなと思ったし、今もそう思っている。

神経症は根本から解決しないと、それも尋常じゃない効果のある方法でやらないと絶対よくなることはない。
そして一度挫折しかけた人生(社会的経歴は別の精神的なこと)ならば、普通の道を辿るでもなく戻るでもなく、ずれた道を突っ走ったほうがエネルギーが湧きます。そしてどうせ守ることにエネルギーを費やすのなら、破れかぶれで攻める姿勢に転換しましょう。
人からどう思われるかではなく、私自身が何をしたいのか、何をやり遂げたいのかの気持を強めて(暗示を入れ込んでそうなりました)、攻守逆転させないと、克服する道のりは遠くなってしまいます。

岩波先生の技術の可能性は無限にあります。無意識処理は神経症悩みにも最適かもしれませんが、自己実現をしたい人にとっても強力な武器です。
人間にはハートがあります。ハートに火をつけることができたら、その人の可能性は無限になると思います。私はそれを肌で実感しました。
岩波先生の暗示の世界やトランス状態というのは、究極の所非常に単純で明快です。それは「やるのか、やらないのか」「できるのか、できないのか」そこに最終的に集約されていると思います。
悩みを悪化させてしまうのが悩むという行為(=考えること)とは対極にあります。

無意識の心を説得できるのはそういう単純で明快なものだけです。そして強力なものじゃなくてはいけません。
それを可能にしてくれる施術を用意してくれるのが先生の心理プログラムといえるでしょう。
瞑想を追求している人も、その何十年の成果を私はもう超えてしまっていると思います。レベルが違っているからです。
手法も脳に切れ込む力も何もかも岩波先生は別次元の人です。その元で一生懸命訓練をした人なら、皆私と同じような感想を持つことでしょう。

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